発酵がキレイにつながる秘密

2024.04.02

日本人は発酵食品となじみが深い

平安時代から発酵食品を食べてきた私たち日本人。

従来から健康面での効果や麹による美肌効果などが様々なメディアで取り上げられてきましたが、
一体発酵の何がどのように「健康」や「キレイ」につながっているのかはご存じでしょうか?

今日は、そんな化粧品から食品まで、巷にあふれる「発酵したもの」について、ご自身の欲しい効果や気分な度に合わせて気軽に取り入れられるように簡単に効果やメカニズムなどをご説明いたします!

発酵とは?

そもそも、「発酵」と「腐敗」は実はどちらも同じ作用のことを指しています。

どちらも微生物(乳酸菌、麹菌、酵母など)が持つ酸素の働きによって有機物を分解させる過程のことをいうのですが、その際に微生物の働きで食べ物が変化して「人間の体にとって有益な成分が出てくること」を発酵と言い、人間にとって有害な物質がつくられる現象が「腐敗」となるのです。

つまり、「どの微生物」が「どの有機物」に作用していくかによってそれが「発酵」になったり「腐敗」になったりするのです。

発酵の健康効果

例えば、ヨーグルトやキムチは乳酸菌から「発酵」を経て作られるし、納豆は納豆菌から、お酢は酢酸菌、そしてパンは酵母ですね。また、チーズは牛乳に乳酸菌や酵素を合わせて上で発酵させてつくります。

そして、多くの発酵食品に含まれているビタミンB群には代謝を促進する作用があるため生活習慣病予防の効果があるほか、

味噌や醤油、納豆など大豆系の発酵食品に含まれるイソフラボンには、血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化の予防に寄与することがわかっています。

これが「発酵」が健康にいいといわれている主な理由です。

発酵の美容効果

そして「糀を作っている人の手が白い」という言葉で有名なように、発酵食品の中でも「糀」には美白作用があり、糀菌が作り出すコウジ酸は美白成分として知られています。

このように発酵エキスは個性豊かな「天然の美容液」と言われ、近年では糀を用いた基礎化粧品などが数多く取り扱われており、食べるだけでなく塗布としても使われています。

そんな発酵したエキスを活用した化粧品が特に優れているのは「美白効果」だけではありません。
例えば乳酸菌は弱酸性で、抗菌作用が強いことが特徴のため、お米に含まれる「麹」を含んだ発酵食品は抗酸化作用があり、ニキビなどの防止にも効果的です。

つまり、原料によって、強い保湿効果や抗酸化作用、アンチエイジングなどさまざまな効果が期待することができるのです。

その中で麹が化粧品として加工しやすいことから、近年「麹コスメ」として店頭で見かける機会が多くなってきたといえるでしょう。

いかがでしょうか?

「発酵」とは一体何なのか、また何が健康やキレイにつながっているのかご理解いただけたでしょうか?

納豆やキムチ、チーズにヨーグルトなどご自身の生活の中にぜひ「発酵」を取り入れて
「健康」で「キレイ」を同時にかなえてくださいね!

この記事を書いた人

Kirei Kibun運営事務局
Kirei Kibun運営事務局

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